京二男子

興味があること(ハードウェア関連技術、京都、ゲーム、本、子ども)について書くブログ

「左ききのエレン」レビュー

あらすじ

大手広告代理店に勤める駆け出しのデザイナー朝倉光一は、いつか有名になることを夢みてがむしゃらに働く毎日だった。3億のキャンペーンのデザインを担当する光一はプレゼンで勝利するものの、プロジェクトから外されてしまう。失意の中光一は地元の横浜へタクシーで向かい、学生時代の過去を思い出す。キャッチコピーは「天才になれなかった全ての人へ」

熱いデザイナーマンガ

芸術領域における圧倒的な天才・才能に何度も打ちひしがれながら前に進む熱いデザイナーマンガ。というと「ブルーピリオド」と被る部分も多い。

ちなみに「ブルーピリオド」もめちゃくちゃ面白い

 

ブルーピリオド(1) (アフタヌーンコミックス) Kindle版

ブルーピリオドは8巻時点では美大受験および美大生活での主人公の苦悩・葛藤・成長が描かれているのに対して、左ききのエレンは、才能しかない後はクズのエレン、才能が無い光一、その周囲に多ジャンルの天才・凡才キャラがいる。どのキャラも個性的で魅力的で、掘り下げられるたびに推したいキャラが変わる。

個人評価は「A」ランク

なんせ面白い。正直、デザイン・アートを扱った漫画のわりに作画が良いとは思えないが、圧倒的にストーリーが良く、「天才になれなかったすべての人」、要は世の中の99.9%の人に刺さる。

ただ、あかりのセリフ

使えない”できるコト”かき集めて・・・
なにも捨てられず
ラクタ集めて安心しようとして・・・

 などジェネラリスト寄りになってしまった自分などはまじで心をえぐられるので注意

左ききのエレン 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) Kindle版